企画展示伊達家
お殿様と芸術の秋
2018.10.02
秋の気配が強くなって参りました。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
秋といえば美味しい食べ物に、暑くもなく寒くもなく、スポーツなんかも良いですね。しかし何と言っても芸術の秋です。
瑞鳳殿資料館では「伊達家三藩主 秋冬の嗜み」と題して藩主と芸術の秋にまつわる企画展を準備中です。
伊達家歴代藩主にとって文化的教養を身に着けることは、徳川将軍家や他の大名家との関わりの中で大切な事でした。茶の湯、能楽、和歌などはもちろん、食に対する知識といった様々な文化的素養は、互いの交流を促し、時には政治的な駆け引きの材料となっていました。仙台市若林区にある共生福祉会 福島美術館は仙台伊達家から譲り受けた多くのコレクションを所蔵しています。今回は福島美術館の協力を得て、その収蔵品から秋冬の季節にふさわしい伊達家三藩主それぞれの作品を展示いたします。
ここでは1点だけご紹介したいと思います。(サムネイル画像は一部切り取ったものです)
伊達政宗 書状「茶席献立」
(直筆の食事メモ)
政宗公が茶席に招待された時、出された食事をメモした紙が残されていました。食にこだわりがありグルメであったと言われる政宗公。何か心の琴線に触れるメニューがあったのでしょうか?
ぜひ、政宗公、忠宗公、綱宗公、それぞれの書や絵画をご覧に瑞鳳殿においで下さい!